circaのインコ日記ヽ(^。^)ノ

インコ大好き、鳥大好き人のブログ

飼い主、防災を考える

昨夜は、東京は夜中にもの凄い暴風雨になりました。小鳥達の殆どは静かに眠っていましたが、窓際で眠っていた若鳥達は、窓を打ち付ける雨風の音が怖かったみたいです。夜中に何度も「ピヨピヨ」「ピヨピヨ」と、きょうだい達が鳴き合う声が聞こえました。わたしも最初は「怖くないよ~」と寝室から声をかけ続けていましたが、睡魔に負けてしまいにはスヤスヤ眠ってしまいました。

 

一夜明けて、今日は朝からピーカン。気温も高めで、気持のいい青空が広がっています。病気のマコトや、最近体調がイマイチの小鳥達は窓際の特等席で朝から日向ぼっこです。時間の経過と共に部屋全体に日が差し込むので、小鳥達全員が平等に日光浴を楽しめます。こういう日は、小鳥達の元気もいつもの1.5倍増しです。一日中スッキリと晴れる日ってこの季節はまだ少ないので(大抵途中で曇って来ちゃうんです)、今日みたいに晴れ晴れとした日は本当に有難いです。昨夜怖い思いをした若鳥達も、今朝は元気に「イッチョチャン、イッチョチャン」とお喋りしています。

 

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ケージの覆いを外したら、今朝は兄弟でぴったりくっついて眠っていた空松とツナ松も、朝からテンション高めです。他のきょうだい達も交えて、元気なお喋りが止まりません。

 

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窓際の特等席にいる、マコト(左)と空児(右)です。共に2008年組(2008年生まれ)の同い年です。二人とも女の子なので、普段はケージの中にタオルお布団など絶対に入れられませんが(こんなの入れたら、健康な女の子はすぐに発情してしまうので)、マコトも空児も病気療養中の身。今の体調では発情どころではないので、マコトと空児の毛布は大甘の甘です。おやつのリンゴを美味しそうに食べる空児。一方で薬を飲ませる関係上、果物も菜っ葉も禁止のマコトは若干ご立腹気味。今朝はバアチャンの目の前でペレットの入った器をひっくり返して抗議していました。病気でもこれだけ気の強さを発揮出来るようになってきたのは、大したモンです笑

 

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そんな空児とマコトの目の前では、同じく2008年組のナツが日向ぼっこをしています。空児が隣にいると、ナツは気持が落ち着くみたいです。今日は顔の表情もいつもより柔らかいです。同じくマコトの隣では、みつをも日光浴中です。あいにく女の子二人が療養中で、お婿さんとの別居を余儀なくされていますが、毎日夫婦のケージは隣り合わせに置いて、互いの顔が見えるようにしています。それでもナツ、みつを共に、若干毛引きを始めてしまいました。この子達にとっては、大好きなお嫁さんと離れ離れにされたことが、それ程ストレスだったんですね。ボタンインコは愛情深い鳥なので気の毒なのですが、一日に少しの間だけ、互いのペアを一緒のケージに入れてデートさせています。病気療養中の女の子達の世話だけではなく、相方の男の子達のメンタル・ケアも欠かせません。動物を飼うって本当に大変だなと思いつつも、ある程度悩んだら、後は楽しんで世話をしています。病気もその子の個性ですから。

 

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家事がひと段落ついたところで、わたしは大と遊んでいます。大はわたしの手をぎゅっとつかんだまま、自分の意思で飛ぼうとはしません。片目が全く見えなくなった上に、もう12歳のおじいちゃんです。昔は空松達よりもすばしっこくて元気に飛び回っていた大も、今はわたしの手に乗ったまま一緒に外を眺めたり、わたしの話にププ、ププと相槌を打ってくれながら、静かで穏やかな毎日を過ごしています。元気でエネルギーに満ちた若鳥は勿論可愛いのですが、歳をとった小鳥というのは、更に愛おしさを感じます。羽の艶もなくなって白髪も大分増えたけど、大にはこれからも元気で、もっともっと長生きして欲しいです。

 

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GWの連休も後半に突入しました。五月晴れが続いているのにさして予定もないわたしですが、代わりにこの連休中は防災グッズを二つ買い足していました。先月の熊本地震以来改めて我が家の防災備品を見直しているのですが、これを機に足りないものを買い揃えていこうと決意しました。これまでも手動式の懐中電灯や水、缶詰等、少しずつ買い揃えては来ましたが、今回の熊本地震で避難所生活をしていた遠い知り合いの話を聞くと、一番の問題はトイレだったそうです。同じく先月、自治会で大地震の際の防災について話が出たのですが(持ち回りでわたしは今年、自治会の役員をやっているのです)、消防署の人達を招いてのレクチャーでは、やはり一番の問題はトイレだとか。避難所のトイレは、避難者の数に対して圧倒的に数が少ないので、トイレの衛生面の問題が深刻になるそうですね。5年前の東北地震の時も同様だったそうですが、トイレに行きたくないので水分を摂らなくなり、やがて脱水症状を起こす人が続出したり、車内で避難生活をしている人は更に深刻で、水分不足と運動不足が、エコノミークラス症候群の発症を後押ししてしまうのだとか。とにかく、たまたま消防署と知り合いから異口同音にトイレ問題を指摘されたので、今回はトイレ用の防臭袋と、それから近所の防災備蓄庫にはない(というより、数が圧倒的に少なすぎて配布に難がありそうな)、ヘルメットを購入しました。

 

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トイレの防臭袋はこんなものでは足らないのですが、今回は試し買い。今後更に買い足していきます。消防署の人曰く、大と小を一つの袋で足すのは、危険なのでご法度なんだそうですね。袋の中で化学反応を起こし、しまいには袋が爆発するのだとか(!) 知りませんでした。これが、避難所のトイレへ人が行きたがらなくなる理由なんだそうです。想像するだに不衛生極まりなくて、それじゃわたしも水を飲むの控えるだろうな・・と怖くなったので、新たにトイレ袋を買い足しました。水洗で水が流れるトイレなら何の問題もないことが、災害時には大問題になるんですね。自治会会長の話では、大地震の際、5年前のように水道管が破裂して断水が数日間起きることを想定すると、一日に一人あたり7~8回トイレに行くと仮定して(大と小は勿論分けてカウントします)、それ×最低7日分(×家族の人数分)の備蓄があると安心だそうです。

 

トイレ事情・・書くと決して綺麗な話ではありませんが、切実な問題です。わたしのように集合住宅に暮らしていて、災害時にも避難所へ行かず自宅で生活が出来たとしても、トイレは大問題になるそうです。断水しても自宅のトイレで用を足し、お風呂の残り湯などで流すことは勿論可能なのですが、これをやり続けると、階下に住む人のトイレが決壊して汚物まみれになるそうです(東北地震の際、実際にそのような事例が幾つも発生したそうです)。こういう話を最近繰り返し聞いていたので、流石のわたしもトイレだけはきちんと備えておこうと、防災備品の中に遅ればせながら加えたのでした。

 

この他にも、我が家では一年に一度、水や食料品だけは買い替えて取り替えるようにしているので、これらもそろそろ買い替え時です。近所の防災倉庫にある程度数が揃っているものは、災害時にも配給されると仮定して後回しにしていますが、乾電池各種や毛布、そして我が家は小鳥達の餌の備蓄(先日買いました)、ケージにかける毛布等、別途用意が必要です。事が起きてからだと、店から商品がなくなって物不足に陥る、と言ったことも十分想定出来るし、災害時の買い占めだけはどうしても避けたいので(5年前の震災時には、これでさんざん泣かされたので)、他人様の迷惑にならないように、日頃から少しずつ揃えて行くのが最善なんですね。喉元を過ぎると熱さを忘れるわたしですが、今回また熊本であんなに大きな地震が起きて、薄れかけていた防災意識が再び、呼び起こされました。

 

・・という訳で、小鳥達の日向ぼっこの話から一転、震災時のトイレ事情を熱く語る飼い主でした。暑さもピークの時間になりましたが、空はまだ抜けるように青いです。

 

話があちこちへ飛んでしまいましたが、以上、本日の雑記でした。

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