木枯し一号が吹いた日 世界はどうだ

 なんというかその、アメリカ大統領選挙を見てた。そしてその結果に正直、ぶったまげている。

頭の中にたけちゃんのCMが浮かんできて離れない。

【日清 カップヌードル CM 】ビートたけし『おバカへの疾走 篇』アントン・ウィッキー / 森脇健児 - YouTube

『時代にテメェを変えられないために いまだ バカやろう』

アメリカの政治のことは、よく分からないんだけど、なってはいけない人が大統領になった感がどーしても否めない。ここ数日英語の勉強を兼ねて、イギリスのラジオをずっと聞いていたんだけど、どの局をつけてもトランプを大統領にしてはいけないと、一般人から政治経済の専門家まで、皆が声高にアメリカ人に向かって吠えていた。今回の大統領選挙は、嫌われ者二人の闘い。でもアメリカ国民はヒラリーよりもっと、トランプを嫌うべきだと、ラジオの向こうで誰かが言っていた。聞いた時はブッと吹き出してしまったけど、まさかのトランプ勝利で、笑い事ではない事態になってもた。どうよ、これ。夕方家に来た客人も、同じことを言っていた。二人でテレビの速報を見ながらコーヒーをすすって、深いため息をついた。

木枯し一号が吹いた今日、痛む足をさすりながら狭い部屋で一人思う。これから先、日本も含めて世界は何処へ向かって行くんだろう。時代の波がオソロシイ方向に波打っていくような気がするのは、わたしだけだろうか。不安定で暮らしづらい世の中。テメェが変えられないために、わたしはわたしなりのバカ やろう。

金髪の成金親父の顔を見ているのがイヤで、テレビも消したった。外で吹き荒れる木枯しの音だけが、部屋に響いてくる。

間違えて、インコ日記の方にわたしの人間ブログを書いてしまいました。