五松の作文2
こんにちは。
おばあちゃんがこの前、ぼくたち兄妹の体重測定をしました。
そしたら
ぼくとウグちゃんがダントツ一位で重かったです。
ぼくたちは、おそろいで57gでした。
秋児ねえちゃんが一番軽くて43gしかなかったです。おばあちゃんは心配していました。でも秋児ねえちゃんはぼくより気が強いので、ぼくは心配じゃないでし。
秋児ねえちゃんは、おばあちゃんと一緒だと何でも食べます。
嫌いなペレットだってこの通り、モリモリ食べます。
ぼくがとても重くなったので、おばあちゃんが最近ぼくのことを『どすこい五松』と呼びます。
失敬でし。
因みに元祖どすこいは、うたおばさんだそうでし。
うたおばさんは、ちょっとメタボだと思いまし。
うたおばさんは、たれ目のくせにこわいでし。
女の子は気が強いので、ぼくはニガテでし。
いつもボーっとしてるイッチョねえちゃんは、こわくないでし。
今年の夏は、イッチョねえちゃんと秋児ねえちゃんが一番軽くて、44gと43gでした。兄妹みんな、家の子みんな同じものを食べているのに、ぼくだけとびぬけて大きくなりました。ちょっと鼻が高いでし。
空松にいちゃんは、一番おばあちゃん子でし。
いつも空松にいちゃんばっかりおばあちゃんと遊ぶので、ぼくはおばあちゃんを噛んでやります。だってずるいでし。
ぼくの気の強さは、産みのお母さん似だそうです。
でもぼくの気の強さは、はったりです。
本当は、ものすごいチビリでし。
でも、お父さんほどチビリじゃないでし。
空松にいちゃんは、ツナ松にいちゃんの面倒をよく見ます。
ぼくは、弟のウグイスと、一番仲良しでし。
ウグちゃんをいっぱいかきかきしてあげるので、ウグちゃんの頭はまだらに薄いでし。
妹の椿とおうも、仲良しでし。
弟の勇者は、いたずら好きでし。ぼくは勇者のことも大好きでし。
ぼくは兄妹の中で、一番童顔だと言われます。失敬です。でも事実でし。
ぼくはおばあちゃんの指を噛んでやります。
するとおばあちゃんは「こら~」と言って、ぼくをニギコロします。
そしてぼくのお腹のあたりをモフモフします。
ぼくはそれが大好きでし。
今年の夏は、少しの間だけ、おっきな鳩の赤ちゃんもいました。
ぼくより何倍もからだが大きいのに、泣き虫の赤ちゃんたちでした。
ぼくは2週間だけ、おっきな赤ちゃんのおにいちゃんでした。
ぼくは、右の足の指が2本、力がまったく入らなくなりました。
まっしょうしんけいが死んでしまったみたいでし。
心配性のおばあちゃんは、ぼくが止まりやすい枝をいっぱい探してきます。そして、ぼくをだっこして、指を動かしてごらんと、無理難題を言います。指は動かなくなったけど、ぼくは強い子だから、大丈夫でし。
その前に、おばあちゃんが、ねっちゅうしょうでひっくり返らないで欲しいでし。
夏が終わってしまって、ぼくは少し寂しいでし。
もっと蝉さんの鳴き声を聞いていたいでし。
今年もいろいろあったけど、いっぱい楽しい夏でした。
二年三組 ボタン五松