circaのインコ日記ヽ(^。^)ノ

インコ大好き、鳥大好き人のブログ

飼い主風邪をひく

ボタンズとウロコとセネガルの飼い主、先日風邪を引いた時のこと。

普段ならば「あ、風邪ひいちゃったよ」で済む話が、コロナ渦の昨今ではそうもいかない。4月のある金曜日の朝、目が覚めた時に感じた「強烈な喉の痛み」に、正直びっくりして一瞬うろたえました。「え、遂にわたしにも来たか?」と、半ば絶望的な気分さえ味わいました。心当たりはないとはいえ、変異株の不穏なニュースが勢いを増してきた4月のこと。わたしが住む町は、都内の、しかもコロナ激戦区(?)な訳です。

 

旅行にも外食にも行っていないし、飲みにも行っていないわたしだけど、「風邪で喉がこんなに痛くなるものか?」と思わずにはいられない程、強烈な喉の痛みなのです。そしてその日の午後から、声はほぼ出なくなりました。風邪もインフルも感染を逃れて久しい飼い主が、よりにもよってこんな時に風邪引きました。20年ぶりの出来事に本人が一番たまげ…。


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熱は幸いなかったので、金曜の朝~翌週の月曜日まで家で寝ていました。でも、3日経っても相変わらず平熱をキープはするものの、喉の痛みと咳だけが激しさを増し、月曜の朝にはほぼ、まともな会話は不能という程に声が潰れてしまいました。唾を飲み込むのも痛い!

 

スマホで区のホームページを開き、「コロナ相談センター」を探しました。気分は重く、喉は痛くてたまらないのですが、このまま白黒つけずに不安だけを増長させるのはメンタル的に良くないと判断し、相談センターに電話しました。ニュースで見聞きする限りでは、何時間かけ続けてもつながらないって言ってたし、今日は電話がつながらなかった事でぐったり気疲れして終わるんだろうなと、初めから諦めモードでかけたんだけど

 

・・一発でかかりました。

 

電話口で相談センターの女性が、丁寧に親切に対応してくれました。わたしの場合、症状は喉の痛みと咳だけで、熱もなく、味や匂いも分かったのですが、慢性疼痛疾患というややこしい病気持ちだと伝えたせいか、とにかく一度病院で診てもらった方がいいということになり、近所の発熱外来をやっている病院を紹介してくれました。相談センターの担当さんには、「こんな時期なので、発熱外来も初めに電話をして頂いて、そこから更に診察にこぎつけるまでに数日かかるでしょうが、頑張りましょう」と言われました。彼女のやさしさに安堵して、「予約で数日待ちは当たり前なんだな」と心を決め、次に病院へ電話。電話口で症状を話すと病院のスタッフさんが「分かりました。今すぐ来てください」と言ってくれます。ええ?今すぐ診てくれるの?内心は喜びと驚きが入り混じってました。でもとにかく、午前中で診察時間が終わってしまうので、今すぐ来てくださいと再度言われ、時計を見たら間もなく午前11時。部屋着に薄手の上着を引っ掛けて、ダブルマスクで病院へ向かいました。

 

歩いて5分の近所の総合病院に、去年の春から発熱外来が併設されました。都内では珍しいことじゃないでしょうが、この病院でも当時、院内感染でクラスターが出たのでした。それで、対策に対策を重ねて、今は感染者こそ受け入れていないものの、PCR検査や発熱外来といった、コロナのサポート的な医療機関として頑張ってらっしゃる。わたしの知り合いの中には、「コロナが出た病院だから怖い」と言って毛嫌いする人もいるのだけど、普段から地域のかかりつけ病院としてお世話になっているわたしにとっては、こんな近くに検査が可能な病院があることは、大きな安心でしかなく。そしてわたしはその病院に、電話をしたその日に受け入れて貰ったのでした。

 

それで結果は、ホントにただの風邪、だったんです。

 

とはいえ、発熱外来ではPCR検査はやらず、とにかく肺炎を起こしていないことだけ確証してくれました。ただ喉は確かにひどいねと同情してくれて、喉の炎症止めやら総合感冒薬やらを5日分出してくれて、わたしは事なきを得たのでした。5日間ちゃんと薬を飲んで、それでも万が一風邪の症状が治まらない場合には、再度病院へ来てくださいと言われたけれど、わたしの喉の痛みもかすれた声も、5日の内にきちんと戻ってきました。

 

そんなこんながあって、わたしの風邪騒動が無事に終わる頃GWが始まったのだけど、始まったってステイホームの緊急事態宣言中の東京じゃ、何が出来るって訳じゃなし。家の中で相変わらずチクチク縫って過ごしていたのです。


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(困った時のアマビエ頼み)

 

わたしが風邪ひいて声を失っていた頃、我が家の子供達は毎日不安そうな顔をしていました。姿形は見慣れたバアチャン鳥なのに、口を開けば声はガラガラで発声出来てない。「誰、このチト?」って顔で、日に何度も見られましたとも(泣)


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一時的に声を失う以外に、子供達に不憫な思いをさせることがなくて、それだけが本当に良かった。布団の中で、最悪の時のことも考えて、インコの一時預かり所を本気で探してましたから。

 

風邪がすっかり良くなったら、食欲もすっかり戻ってきてしまい、ご飯が美味しい。コロナ太りの毎日…。最近鯖缶にハマってて。


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