わたしは木

何も特別なことはしていないつもりでも、年の瀬はやはり気忙しいです。バアチャンも日々バタバタとしています。

師走の喧騒は人間の都合。暮れも正月も関係ない小鳥たちにとっては、飼い主に中々かまって貰えない、のびのびと遊ばせて貰えないというのは可哀想。なんて分かっていても、中々みんなとゆっくり過ごす時間が取れません。

ケージから出たいよ、鳥部屋の中を思い切り飛び回りたいよ。最近小鳥たちのギョロ目がそう訴えているように見えて、ずっと気になっていました。そこで昨日は

放鳥デー ヽ(^。^)ノ

放鳥時に撮った写真は見事に全部ブレたので、昼間撮った写真で代用します^^;

久しぶりの放鳥で余程嬉しかったのか、イッチョはずーっとバアチャンに頬ずりをしていました。ここ暫く、病鳥たちの面倒を見るので手一杯で、イッチョには寂しい思いをさせていたかな。ごめんね。

秋児もバアチャンの肩に止まったまま離れません。バアチャンの手から、延々とおやつを食べていました。

空松もツナ松も、バアチャンの手の上で飛び跳ねていました。

そして昨日一番驚いたのが

五松でし。

普段は放鳥をすると、ウグイスや他のきょうだい達と遊んでばかりで、バアチャンの所に来ることはまずない子なのですが、昨日はどういう訳か、ずっとバアチャンの肩や腕に止まっているのです。頭の上には手乗り崩れの椿やてつ(イッチョ母)も止まっています。そっと手を伸ばすと、案の定椿たちは逃げてしまいますが、すぐにまた頭の上に戻って来るのです(驚＆喜)

バアチャンは小鳥たちの憩いの場と化し、まるで大木のよう^^; 若い頃よく読んでいた「かってに白くま」という漫画に出てくる「わたしは木」という台詞が、頭の中でグルグルしてました。小鳥たちの止まり木と化したわたしは、見動きが取れません^^;

バアチャンは五松や他のお友達に、えん麦を一粒ずつ差し出します。すると小鳥たちは我先にと寄ってきて、おやつ争奪戦が勃発^^; いつもなら、空松たちにド突かれて逃げ回るばかりの五松も、昨日は勇敢に?お兄ちゃんたちに立ち向かっていました。

小鳥たちに掃除の邪魔をされ、鳥部屋もケージも綺麗になったんだかならなかったんだか…。でも久々にみんなを自由に遊ばせることが出来て、みんなの嬉しそうな顔も見られて、あ～本当に良かった。

今週はまたバアチャンは自分の通院があったり、週末には獣医さんもあったりで、忙しい一週間になりそうです。でも小鳥たちは、年内にせめてもう一度くらいは放鳥してあげたいです。よく食べて、よく遊ぶ。単純なことだけれど、これが小鳥たちにとっては一番の楽しみなんじゃないかな。そんなことを思いながら、小鳥たちと一緒に思い切り遊んだ日暮れでした。