circaのインコ日記ヽ(^。^)ノ

インコ大好き、鳥大好き人のブログ

雛くらべと鳩ばなし

今回、保護した鳩のヒナちゃん二羽を育てていてつくづく思ったのですが、鳩ヒナちゃんの成長はボタンインコのヒナよりも早いんですね。早いと言っても、ほんの数日~一週間くらいの違いなのかも知れませんが。

 

前にも書いたけれど、一番驚いたのは生まれた時のその大きさ。卵のサイズも身体のサイズも違うのだから、当然なんですけれど、驚きました。

 

鳩ヒナちゃんたちは

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確かこれ、二番子ちゃんが生まれた日に撮影したものです。まだ本物のお母さん鳩に育てられていた頃で、ハト子(お母さん鳩をこう呼んでいました)が餌をとりに巣を空けた時に、そっと撮ったんです。手前の二番子ちゃんが中々動かないので、「生きてるかー。生きろよー!」と、心の中で祈りながら撮影したのを覚えています。

 

母ハト子のお腹の下に隠れているのは、一番子ちゃん。二番子ちゃんが生まれる前日のこの日、一番子ちゃんが生まれました。何も知らないわたしはいつもの通り、洗濯物を干そうとベランダに出て、ハト子のお腹の下でぎこちなく動く黄色い塊を見て「ギャッ!」と驚いたのでした笑 母ハト子はそんなわたしを見て、もっと驚いたでしょうね(ごめんねハト子)。

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可愛かったですね~。今もメチャメチャ可愛いんですけど(里親さまのブログや写メを、いつも楽しく拝見しています)。

 

かたやボタンインコのヒナはというと・・

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以前にもアップした写真だけれど、これで生後2日目です(ちっちゃっ)!

五松は母親から育児放棄されたので、わたしが巣箱から取り出して保護しましたが、ヒナは生後2週間は親鳥から栄養を貰わないと、無事に生き延びるのが難しいみたいですね。その点は鳩もボタンも一緒ですね。因みに五松は無事に成長しました。実の親には捨てられたけれど、てつ&カン助という育ての親鳥に沢山餌を貰い、愛情深く育てられたので。足の指2本に障害は今も残っていますが、元気な男の子になりました。

 

五松はてつ&カン助ペア、そして獣医さんの献身的な支えもあって無事に生き延びましたが、この冬生まれた我が家の初孫は全部で12羽。残りの3羽は、残念ながら生後3日ともたずにお★さまになりました。命が育つというのはものすごく難しいことで、奇跡と言ってもいいくらい大変なことなんだなと、つくづく思った冬でした。

 

鳩ヒナちゃんたちは生後2週間は、母ハト子が一生懸命育ててくれたおかげで、無事に大きくなれたのだと思います。というよりも、そうとしか考えられません。ハト子が育児放棄をするのがもう少し早かったら・・と考えると、今思い出してもヒヤリとします。今あの子たちがやさしい家族さまのもとで、愛情をいっぱい貰って生きているなんて現実も、あり得なかったかも知れないですから・・。母ハト子は女手ひとつで、命がけでこの子たちを育てたんですね。巣に戻らなかったのではなく、巣に戻る体力すら、最後はなかったのかも知れません。ハト子が何処かで無事でいてくれることを、今も願っています。

 

さて鳩ヒナちゃんたち。生まれて一週間もするとすでにこの大きさ!ドドーン!

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またもやハト子が餌を探しに行っている間に盗撮 ^^;

画面左の一番子ちゃんは、この頃からよく鳴く子でしたね笑 画面右の二番子ちゃんは、どちらかというとおっとりしていました。今はどうなんでしょうか笑

鳩用の餌や水は、ハト子の為に毎日あげていたんですが、やはりそれだけじゃ足りない栄養があったのでしょうね。ハト子は「子守り頼んだよ。でもアタシの子に触るんじゃないよ!」と言わんばかりに、わたしの姿を見ると何処かへ飛んで行ってましたね。すぐに戻って来ましたが。

 

かたやボタンのヒナは・・

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・・ちっさい・・どう見てもボタンインコはアフリカの雀・・。

これで生後2週間~3週間くらいです。ボタンインコのヒナは、鳴き始めるのが遅いと聞いたんですが、この子たちも確かに、中々鳴かない(鳴いても声が小さい)個体でしたねえ。因みにこれは空松、ツナ松兄弟。我が家の一番子、二番子です。

 

ハトきょうだい。保護して9日目だから、生後3週目くらいの時には・・

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もう立派なハトくんになっていますね。でもまだ嘴が柔らかくてふにゃふにゃで、鳴き声もヒヨヒヨちゃんです。この頃はまだ、お互い羽パンチを喰らわして、我先にと挿し餌を奪い合うように食べていました笑

 

ボタンインコは生後4週目でようやく

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初めての水浴びなんかしていました笑

水浴びの加減が分からなくてびしょ濡れになって驚いている秋児。そして秋児をかまう兄二人です。

 

 

わたしが高校生の時、やはりベランダに鳩のつがいが巣を作って卵を産み、二羽の雛が生まれたことがあります。その時は無事に二羽とも巣立ちしたんですが、親鳥が餌を欲しがって、家の中まで入り込んできました笑 夏休みで家にいたわたしが部屋でテレビを見ていると、誰かが背中をトントンと突くんです。振り返るといつも、鳩の親子が四人で、わたしの後ろに立っていました。そんな日が、雛が巣立つまで何日も続きました。この親子はわたしの友人が『はし蔵』と名付けたので、いつも『はし蔵親子』と呼んでいました。はし蔵は、たこ糸か何かが足に絡まって、指が何本かちぎれてしまったオス鳩でした。そのはし蔵を、わたしと友人が可愛がって、ベランダに餌をまいて与えるようになりました。そしてある日はし蔵は可愛いお嫁さんを連れて、わたしのベランダに戻って来ました。

 

あの時もちょうど今くらいの季節でした。我が家にはワカケホンセイインコのブーちゃんと、ダルマインコのふくちゃんと、オカメインコの雪ちゃんの三羽がいました。夏と言っても今ほど暑くはなかった時代なので、家の子たちをベランダで日向ぼっこさせていると、はし蔵の子供たちが興味深そうに寄って来て、みんなで仲良く水浴びをして遊んでいました。

 

今思い出しても、微笑ましい光景でした。あの片足でピョンピョン歩くはし蔵の話は、30年経った今もわたしと友人は時々するんですよ。はし蔵は、わたしたちの大切な友達でした。

 

我が家のベランダに鳩が卵を産んだのは、はし蔵に次いで今回が二度目でした。

 

さて次は、はし蔵を可愛がっていたわたしの友人が、ロンドンからやって来ます。わたしの幼なじみで、20代の頃一緒に渡英した友人が、仕事兼夏休みで東京入りするのが明後日。またまた忙しくも楽しい数週間になりそうです。