circaのインコ日記ヽ(^。^)ノ

インコ大好き、鳥大好き人のブログ

3羽を連れて獣医さんへ

昨日の夕方は、大、小小、鈴の3羽を連れて、バスで獣医さんまで行ってきました。

 

まず最初に初診でかかった鈴。初めて会う先生、看護師さん、診察室の雰囲気に、一番パニクっていたメタボ女子 ^^; 鳴くわ暴れるわ噛むわ・・・。でも流石先生、心得てらっしゃいます。鈴が暴れても先生の指を噛んでも「ハイハイ、鈴ちゃん、もうすぐ終わるからね~」と言って、手際よく診察してくださいました。そして、心配した鼻水もそれ程深刻ではなく、先生が一番心配していた低体温もなく、ホッと一安心でした。念のため一週間だけ抗生剤を飲ませてくださいと言われて、鈴の初診は終了。鈴にとっては相当コワイ獣医さんデビューだったようです。帰りのバスの中では、不安そうにキャリーの中からばあちゃんの顔を見上げていました笑

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続いて小小です。最近体重が2g減って以来、ばあちゃんとマンツーマンで遊び、運動をさせる習慣をつけさせてきたのですが、この一か月で2g増えたとはいえ、まだ体重は34gしかありません。命に危険が及ぶ軽さではないかと心配して、先生に相談をしました。先生は一通りいつもの検診をしてくださいましたが、これといった異常は見つからず、わたしもホッとしました。ただ身体が極端に小さいことと、先天性の重度障害を負っているハンデから、小小は寒さにとても弱いそうです。健康な個体のように、寒い時は羽を膨らませて自分で体温調整をすることが出来ないのだと教わりました。だから小小にとって寒さは大敵です。体調のいい時も、これからの時期は保温を欠かさないでくださいとアドバイスを頂きました。体重は確かに平均値よりも軽いけれど、食欲もあるし元気なので、今は栄養剤のような補助食品や薬は必要ありませんよ、と言われました。小小はペレットをよく食べるので、今まで通りペレット食でいいそうです。よかった・・。

 

小小も先生の指を噛み、脱出を試みようとして思い切りジャンプ!おっ、小小が飛んだ!・・と思ったらボテッと落下。先生が小小をそっと抱き上げればまた指にガブリ。こんなやり取りをしていた先生が、「ここ(獣医さん)へ来て、これだけ元気に僕の指に噛みついたり、逃げようとするってのは、おばあさん(ここは勿論わたしの本名で呼ばれてます)の日頃の飼い方がいい証拠ですよ」と言ってくださいました。この病院へかかり始めた当初は、うちの子たちには果てしなくやさしいものの、飼い主のわたしとは殆ど目も合わせてくれない、不愛想な先生でした。その先生の口からこんな言葉が聞けるようになったなんて・・と、わたしも嬉しくなりました。

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そして最後は大ちゃん。やはり高齢の大ちゃんが症状は一番深刻でした。右目は、診察室を真っ暗にして、先生が検査機で大ちゃんの右目に光を当てると、大は驚いて顔をそむけます。でも、大の右目が感知出来るのは、もう光だけだそうです。健康な時のように、他の細かいものは一切、右目では見えなくなっているそうです。目には神経が集中しているので、やはり大の右目は痛むらしいです。それで足で目をこすったり、自分の羽に目を押し付けたりするのだそうです。

 

胸が痛みました。

 

先生は大ちゃんの足をじっと見て、「爪が伸びちゃったねえ。おばあさん、ご自分で爪は切れますか?」「いいえ」と即答のわたし。本当はやむを得ない時は自分でも切るんですけれどね。ちょっとウソついちゃいました。すると先生、「そうですか。じゃあ、長い爪で角膜を傷つけると危ないから」と言って、先生は看護師さんに大ちゃんを抱かせ、サササっとこれまた手際よく大の爪を切ってくれました。爪を切られる衝撃で「ピャ!ピャ!」と驚いて鳴く大ちゃん。でも先生はばあちゃんの目の前で真剣な表情で、大の爪をきれいに切ってくれました。あっという間に大の爪は短くなり、きれいに整えられて、「これで多少目をこすっても大丈夫でしょう」と先生も笑顔に。そしてようやくキャリーに戻された大は、鈴以上に怯えているだろうと思いきや・・・キャリーにまいておいた好物のオート麦をモグモグ食べ始めました。この姿を見てまたもや先生、看護師さんとわたしは大笑いヽ(^。^)ノ

 

「おー、大ちゃん、大物だなあ」と先生。3羽の中では一番気が小さな大ちゃんですが、行き慣れているせいもあるのでしょうか。獣医さんの所では大は時々、遊び心を出します。以前も診察室の中を飛び回って、先生や看護師さんの頭の上に乗ったり、手に乗ったりして、遊んで貰ったことがありました。大ちゃんには目薬を処方して貰いました。ホッとしたばあちゃんはまた、小鳥たちを連れて、バスで家路につきました。

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昨日の獣医さん代は、3羽の診察料と、鈴&大のお薬代、大の爪切り代全て込みで4,000円ちょっとでした。我が家のような多頭飼いのビンボー家族には、良心的でとてもありがたいです。治療費もお薬代も安いけれど、先生の診断や、小鳥たちに対する処置の的確さは最高です。動物を心から愛し、その個体に合わせて、その時々でベストの治療を施してくださる先生です。

 

先生、今年も一年間お世話になりました。ありがとうございます。そして、来年も宜しくお願いいたします。