鳩のヒナを保護
家のベランダに知らぬ間に巣作りをしてしまった鳩のつがい。
その雛が孵化したのは4週間前のこと。
親鳥が抱卵をして20日前後で雛が生まれました。
ボタンインコと違って、鳩の雛は大きかった!
当たり前ですが・・笑
まだ目も開いていないのにピヨピヨ鳴く雛。
メチャメチャ可愛いんです、これが。
無事に巣立っておくれと願いながら、雛を狙って飛んでくるカラスをよける為に色々と工夫をしました。空のCD-ROMを吊るしたり、すだれや板で目隠しをしたり・・。
雨の夜は鳩親子が濡れないように、そっと傘をさしてみたり。
お母さん鳩の為に、鳩の餌と水を毎日あげたり。
ささやかながら鳩親子の手助けのようなことをしながら、静かに見守っていました。
でもずっと心配だったことがひとつ。
この鳩、シングルマザーに育てられていたんです。
初めはお父さん鳩も確かにいました。
でもいつの日からか、お母さん鳩の姿しか見かけなくなりました。
巣引きの季節で野鳥のカラスも気が立っている時期。
お父さん鳩の身に何かあったのでしょうか。
(本当はカラスも大好きなんですけどね)
お母さん鳩一人で、無事に二羽の雛を育てられるのか。
一抹の不安を抱えながら、それでも黙って見守り続けました。
野生の鳥は、野生で暮らすのが一番幸せ。そう思っていたので。
お母さんからピジョンミルクをたくさん貰って、すくすくと成長する雛たち。
それとは裏腹に、お母さん鳩の衰弱は日に日に悪化しているようにも見えました。
そしてある日、遂にお母さん鳩は、巣に帰って来なくなりました。
2日、3日はそれでも黙って様子を見ていたけれど、最後はそのうがペチャンコの雛が一羽、弱々しく鳴きながら私の方へ歩いて来ました。それが、私が雛たちを保護した瞬間でした。
雛を保護してすぐにかかりつけの獣医さんに電話で指示を仰ぎました。そして翌日には二羽を病院へ連れて行き、健康状態や病気の有無を調べて貰いました。
鳩の雛は育てたことがないので自信は全くありませんでしたが、獣医さんの献身的なサポートのもと、雛たちは無事に成長しました。
まだあどけなさは残るけど、すっかり鳩っぽくなりました。
鳩は賢くてやさしくて、すっごく可愛いヽ(^。^)ノ