ボタンインコ 五松の作文
ボクの名前は五松です。
ボクは生まれて二日目に おとうさんと おかあさんから ご飯を もらえなくなりました。
そして 巣箱の隅へ 追いやられてしまいました。
おばあちゃんが しんぱいして ボクを 巣箱から とりあげました。
おばあちゃんが おかあさんのかわりに ご飯をくれました。
でも「赤ちゃんの時は鳥のおかあさんからしか貰えない栄養があるから」と言って ボクを てつおかあさんと カン助おとうさんの巣箱に入れました。 ボクにはあたらしい おとうさんとおかあさんができました。
てつおかあさんとカン助おとうさんは ボクを大事にしてくれました。
ご飯もいっぱいくれました。ボクはおなかがいっぱいになると カン助おとうさんのお腹の下でねむりました。てつおかあさんもボクを 羽でくるんでくれました。
おとうさんとおかあさんの巣箱は温かくて ボクは元気に育ちました。
カン助おとうさんと てつおかあさんは いつも とても 仲がよかったです。
カン助おとうさんは せんげつ びょうきで 天国へ行ってしまいました。
ボクはかなしいです。
数日後、ボクには弟が二人できました。三人でいつも仲良く おとうさんとおかあさんから ご飯を貰いました。ときどきけんかもしました。そしていつも おとうさんたちに抱っこして貰って ぐっすり寝ました。
ボクの弟の 勇者と おうちゃんです。
ボクもこんなに大きくなりました。左はボクの血のつながったおねえちゃんで 秋児おねえちゃんです。
このころ おばあちゃんは ボクのことがしんぱいで 動物のお医者さんに ボクを連れて行ったそうです。先生は ボクと遊んでくれたそうです。ボクはよく覚えていません。ボクの脚は生まれつき 腱はずれの きけんが あったそうです。ボクはそれで ほんとうのおとうさんとおかあさんに 捨てられてしまったのかな。
しばらくすると カン助おとうさんとてつおかあさんのかわりに おばあちゃんがご飯をくれるようになりました。ボクはすぐに本当のおねえちゃんやおにいちゃんたちとも 仲良くなりました。ボクはいつもイッチョおねえちゃんの背中に乗るので ご飯の時間に おばあちゃんに「やんちゃっ子」と笑われました。
空松おにいちゃん ツナ松おにいちゃん イッチョおねえちゃん 秋児おねえちゃん 勇者 おうちゃん それから クリスマスのあと生まれた ボクのいもうととおとうとの 椿とうぐいすとみんなでいっぱい遊んで仲良くなりました。そしてボクは大きくなりました。
ボクはちょっとだけ 右足の指が変形しています。でもボクは そんなこと ぜんぜん気にしてないです。
おばあちゃんが いつもボクと遊んでくれます。
おばあちゃんは いつもボクのことを「やんちゃ小僧」とよびます。
ボクはきょうだいみんなと 仲良しで みんながだいすきです。
一年三組 ボタン五松