circaのインコ日記ヽ(^。^)ノ

インコ大好き、鳥大好き人のブログ

飛ばないペン子

我が家には、2011年の大震災直後にお迎えした3羽のボタンズがいます。ウゴ、くまモン、そしてくまモンの実姉のペン子です。単なる偶然なのでしょうが気の毒なことに、この3羽は全員、何かしらの問題を抱えています。

 

現在ウゴとくまモンは毛引き症で療養中。そしてペン子は4歳を過ぎた今も飛べません。正確には、飛ぼうとしません。小小のように飛べない訳ではないのですが、飛ぶのは正直上手じゃありません。いつまで経っても飛ぼうとしないペン子が心配で、数年前にお医者さんに診て貰った時、ペン子の身体にも羽にも異常はありませんでした。でも放鳥してもペン子は決して、ケージの外へ出てきて遊ぶことはありません。飛ぶのが下手なせいか、外に出てのびのびと遊ぶことすら躊躇している風なのです。

 

今日はペン子だけバアチャンの部屋に連れてきて、二人で暫く遊びました。時々こうして、ペン子と二人きりで遊びます。でもペン子はバアチャンの手に止まったまま離れようとしません。時々意を決したようにパタパタっと飛んでいましたが、普段飛び慣れていないせいか、それとも着地点が分からなかったのか、とにかくポテっと畳の上に落っこちてしまいました。そんなペン子を救いあげると、ペン子はまたバアチャンの手から離れなくなってしまいます。

 

今日も上手に飛べなかったペン子。

ペン子の表情、何だか寂しそう・・。

 

2011年の大震災の後、大きな余震が毎日のように、しかも一日に何度も起きていました。普通、我が家に雛をお迎えすると、一人餌に切り替わる頃から飛行の練習も兼ねて、毎日バアチャンの部屋で雛だけ遊ばせるのですが、あの頃はひっきりなしに震度4級の余震が襲ってくるのが怖くて、ウゴ、くまモン、ペン子の3羽には十分な飛行訓練をさせてあげられませんでした。それでも今現在、ウゴとくまモンは飛行に何の問題もありません。でもペン子だけは、どうしても飛ぶのが下手なままです。

 

あの大地震の日、当時鳥部屋にあった大型のブラウン管のテレビが棚から落ちて、両親の仏壇も倒れ、小小&MOWと、大&ハル子(あの時はまだハル子も生きていました)のケージを直撃しました。幸いみんな無傷でしたが、小小たちと大のケージの上部は今も曲がったままです。もし放鳥中に大きな余震が来たら・・という恐怖心の余り、当時わたしは小鳥たちを外へ出して遊ばせることも出来なくなっていました。それでペン子は飛び方をうまく覚えられないまま大人になってしまったんじゃないかと、今でも心配になることがあります。

 

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雛の時から温和な性格で、弟のくまモンにいつもいじめられていたペン子。くまモンに仕返しをしたことは一度もなく、のちにくまモンが毛引き症を発症してからは、ペン子はくまモンの唯一の理解者でした。気が立ってイライラしてばかりいるくまモンに八つ当たりされても、いつも傍にいてくれたペン子。噛み癖もなく、飼い主のわたしにも甘噛みしかしない子です。

 

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他のお友達とも喧嘩をしないし、誰のことも噛まない、やさしい子です。

ペン子、これからも時間をかけて根気強く、飛ぶ練習を続けていこうね。